お弁当マンネリ化対策 ① 『麺』と『スイートチリソース』

お弁当生活3ケ月目。週2回の作り置き&朝の詰め作業と効率的にルーティンを回せるようになったものの、ここで課題が発生しました。

 

おかずのマンネリ化...

この間の記事でよく作るおかずを紹介しましたが、それ以降バリエーションが増えずいい加減飽きてきたのです。

そのため、最近はおかずの新規開発に取り組んでいました。

 

『麺』 と 『スイートチリソース』に可能性を見た

我が家の前提条件は下記です。

「週末または夜に作り置き」+「朝は温めて詰めるだけ」+「昼の温めなおしは基本的にしない」※

※アルミと曲げわっぱのお弁当箱を使っているからです

 

麺類を活用できるようになればバリエーションがぐっと広がります。ただ、麺は時間の経過による状態と味の変化が激しいため、その影響を受けにくいものが良さそうです。

今回はビーフンにしてみたところ、これがわりとよかった。

他にもいろいろ気付きがあったので共有します。

 

 焼きビーフン&鶏そぼろ弁当

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  • 焼きビーフンは手軽なシマダヤのチルド商品を使いました。乾麺でもよさそう。
  • 鶏そぼろはこちらのレシピです。醤油を半量にしてナンプラーを使うと東南アジアっぽい風味になります。冷凍できるし、卵焼きの具にするなど応用もしやすい超便利なおかず。
  • ハム卵焼きはこちらのレシピ。私は倍の量で3日分くらいを作り置きしています。隙間にポンっと入れると彩りが素敵になります。
  • 生のパクチーはフタを閉めるとさすがに昼にはシナっとしちゃいますが、鮮烈な風味は残っています。意外とお弁当に取り入れやすそうです。
  • スイートチリソースは瓶入りをスプーン1杯分くらいラップで茶巾状に包んで輪ゴムで括っています。

 

スイートチリソースが超便利かも

 もともとスイートチリソース好きというものありますが、意外と何にでも合うし普通のおかずが一気にタイっぽくなるので、脱マンネリ化に色々使えます。

 

  • ごはん+鶏そぼろ+ピーマン+目玉焼き+チリソース=ガパオ風弁当
  • 生姜醤油で下味を付けた鶏もも焼き+チリソース=ガイヤーン風おかず
  • 春雨サラダ+パクチー+レモン+チリソース=ヤムウンセン風おかず

基本的にシンプルな味付けのおかずを作っておき、気分でチリソースやパクチーなどで変化をつけるイメージです。カレー粉でもよさそう。

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この日は春雨サラダ+パクチーでした

 

ビーフン以外の麺は?

ビーフンだけでもすぐに飽きてしまうことが想像できるので、麺についてはもっとバリエーションを増やしたいところです。

この方の記事ではパスタをお弁当に用いるコツが紹介されています。

茹でた後に水で〆て麺のぬめりを取ってから調理するのが冷めても美味しく固まらないポイントのようですね。

パスタが使えればさらに可能性が広がりそうです。

私も近々やってみたいと思います!

 

ジャイロ・ツェペリは私に何を残したか

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私がジョジョをちゃんと読み始めたのはこの数年のことです。

インターネットのジョジョ愛好家達に影響され5部⇒3部⇒4部⇒また5部⇒6部⇒7部⇒8部の順でKindleで読みました。(1・2部は子供の頃読んだっきりです)

単話のエピソードでアツい話が多いのは5部ですが、全体を通して一番好きなのは7部です。

7部は5部や6部に比べると派手なスタンドバトルがあまり出てきません。なのでシリーズを通しで読むと最初は地味な印象を受けました。

そのうえ初っ端から主人公の元天才ジョッキー、ジョニィ・ジョースターは自身の傲りが招いたトラブルにより銃撃され半身不随になり、馬のレースの話だっつーのに自力で馬に乗る事すらできない...という自業自得とはいえ絶望のドン底からのスタート。

ワクワクするというよりも「この先もめっちゃくちゃツラいことが起こるんだろうな…」と主人公達を待ち受ける数々の困難を思うと暗澹たる気分になったものです。

実際にとても長くしんどい旅でした。

でもね、果てしなく続くと思われた時間も「終わってみればあっという間だったな」と名残り惜しく思うことってあるでしょ?

 7部もそんな感じだったんですよ。

それはもう1人の主人公、ジャイロ・ツェペリというキャラクターの魅力により物語に引き込まれ、まるで彼と旅をしているような感覚になっていったからです。

 なんとここまでが前置きです。

※このあと物語の結末に言及します。

 

ジャイロ・ツェペリは行動に理論的な意味のある男

彼の人物像は物語の終盤、最強にして最大の壁として立ちはだかるファニー・ヴァレンタイン大統領が語ってくれます。

それがこのシーン。

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”行動に理論的な意味のある男。育ちと修練に起因する揺るぎない自信がある”

一見、冷静沈着で保守的なイメージにも受け取れる評価ですが、私が思うにジャイロはシリーズの中でも1・2位を争うほどに熱く、反骨精神にあふれた男です。そのうえで行動に一貫性がある。

ヴァレンタイン大統領ほどの洞察力と桁外れのスタンド能力をもってすれば手が打てないわけではない。それでも最大の脅威として認識され最高レベルの警戒をされる。

敵から受ける賞賛という意味で、これ以上のものはないと思います。 

 

ジャイロ・ツェペリが求めた納得とはなんだったのか?

彼の超有名な名言の一つに

『納得』は全てに優先するぜッ!  でないとオレは「前」へ進めねえッ! 

「どこへ」も!「未来」への道も! 探す事は出来ねえッ!!

というセリフがあります。

死刑執行人一族の長男として生まれた彼は、無実にもかかわらず死刑判決を受けてしまった少年を処刑することが法務官としての自分の役割だと「理解」していました。

けれど、彼の人としての心はそれを「納得」することを拒否した。

彼の求める納得とは無実の少年の命が救われること。そのため、判決を覆す唯一の手段として過酷を極めるスティール・ボール・ラン・レースで優勝し、祖国の王の恩赦を得る道を選んだわけです。

そして彼には一族が受け継いできた技術と思想、己の修練によりそれを絶対に実現できるという自信もあった。

それが前述の大統領の言葉の背景としてあるのです。

か...カッコ良すぎか〜〜ッ!!!

 

納得はパワーの源泉となる

ジャイロほど重い運命は背負っていなくとも、人生において大なり小なり選択をしていかざるを得ないなかで、シンドイ事は色々起こります。

でもせめてその辛さが自分の納得を優先させた選択の結果であったなら、誰のせいでもない自分の責任において、迷わず立ち向かうことができる。

迷いがなければ集中がうまれ、集中は『前』へと進む大きな推進力となる。

これがジャイロ・ツェペリが私に教えてくれた大切な人生哲学です。

 

おわりに

私の2016年はどちらかというと辛いことが多い我慢の一年でした。

よかれと信じてやったことが裏目に出ることも多かったし心にハードな傷もたくさん作りました。

でも後退したという気は全然しないんだな。

“遠回りこそが俺の最短の道だった”

そう彼の言う通り、私も心が納得する道を爆走してやったで!という清々しい気分で新年を迎えられたことを幸せに思っています。

 

最後に個人的にジャイロ・ツェペリの大好きなシーンで終わりましょう。

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オレの鞍の上にはすでに「勝利の女神」が乗っている 他の女の子なんか乗せたりしてみろ!「女神」が嫉妬するだろう… 勝利に見放されるぜ

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その鞍の上にルーシーを乗せ、ヴァレンタイン大統領との一騎討ちの末に全てを悟り運命を受け入れる哀しく穏やかな表情

仕事をサボって江の島に行った話

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満員の通勤電車に揺られながら(次の駅で降りて海でも見に行っちゃおうかな...)なんて思ったことありませんか?

私はこの夏それをやりました。

その時のことを思い出して書きます。

今年行った場所 Advent Calendar 2016 - Adventar 20日目の記事にも参加しています。

下り方向の電車に乗り換える

実質これが一番実行ハードルが高い。あらかじめ「海に行く」と決めて行動しては意味がないからです。衝動的に行動するからこそ得られるグルーヴを感じたかったのです。

どんなにツラくても電車に乗って職場にさえ行ってしまえば海のことなど忘れてしまうし、一日は慌ただしく過ぎてゆく。なので長年チャンスは訪れませんでした。

ただ、その朝はなんとなく『予感』がありました。

とりあえず会社に向かう電車に乗り、一駅移動する間に考えます。

やらなきゃいけないタスクはあるけれど、絶対今日が締切というわけでもない。午後の会議は謝ればいいや...。

やるなら今しかねえ!

 

江の島に向かう

私は小田急線ユーザーなので、下りに乗れば行先は必然的に江の島です。

急行を使えば一時間ちょっとの道のりですが、あえての各停に乗りました。

そしてiPhoneでとびきりエモいプレイリストを選び、都心からどんどん離れてゆく風景を眺めながらしばし後ろめたさと感傷に浸りました。

が、小一時間も経つとだんだん飽きてきます。

相模大野を過ぎたあたりから仕事のことは完全に脳内から消え去りました。

江の島着

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 江の島についたのは正午ごろ。

真夏、平日の江の島は学生が多かった。そこそこ混んではいたけれどウンザリするほどでもない。ただ暑い。5分で脳がショートするほど暑い。

海を見ながらビールを飲みつつさらに感傷に浸る...という計画は早々に諦めて、付近を20分程度ウロウロして海辺から退散。

 片瀬江ノ島駅前のコンビニで梅おにぎりとポカリを買って(とにかく塩分を欲していた)、ベンチに座って食べました。

 

こうして社会人となって以来、長年のロマンであった『仕事をサボって海を見に行く』というライフイベントがなんとなーく実現されたのでした。

 

海は目的じゃなかった

真夏でなければ海を眺めながらエモを高めることができて、より満足度の高いイベントとなったかもしれません。

“旅の本質は移動”だとも言いますが、今回のケースでは下り電車に飛び乗った瞬間の胸の高まり、解放感は何ものにも代えがたいものがありました。

というかそれが全てだったかもしれない。

 

いざとなれば仕事を放り投げて海に行っちゃえばいい、そういう選択肢を現実的にすることで、日々の閉塞感に風穴をあけることが目的だったのだと思います。

 

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時間が余りまくったので帰りは江ノ電極楽寺に寄って帰りました。お土産にいい匂いのお線香を買った。

2ヶ月間お弁当を作り続けて得られた知見を共有するよ

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きっかけ

もともとは朝昼テキトーに食べて、夜好きな物を作るか外食するスタイル。

仕事の都合上お昼が決まった時間にとれず、また複数の企業が同居するオフィスビルなためピークタイムを外すとお弁当はほぼ売り切れ。コンビニで同じようなものを買って食べる日々でした。

そんな折、「そうだ!お弁当を持ってくればいつでも好きな時に好きな物が食べられる!」と思い立ったのがきっかけです。

最初に買ったもの

お弁当作りのサイクル

おかずを作る

週2回、3日分くらいづつまとめて作っています。自分の場合は日曜と水曜の夜。だいたいメインのおかず2種類、野菜の副菜2種類くらい作ります。

作ったおかずはジップロックコンテナーに入れて冷蔵庫で保存します。

ごはんを炊く

朝炊くのはダルいし、炊きたてを詰めるとベチャっとするので夜炊派です。多めに炊いたらちょっと冷まして1食分づつラップして、冷凍しています。

お弁当を詰める

朝はまずごはんをレンジで温めます。その間にメインのおかずをスタンバイしておきます。(切る、おかずカップに移すなど)

ご飯を詰めている間にメインのおかずを温めます。

ごはん、メインのおかずを詰めたら空いているスペースに野菜系の副菜を詰めます。

ご飯の上に梅干しとかふりかけ系の何かをオンします。

てぬぐいでお弁当箱を包んで蓋がズレないようにギュッと結びます。

基本的にはこれだけです。

おかずとごはんを事前準備しておけば朝は大体10分~15分くらいで完成します。

よく作るおかず

そこそこ日持ちがして、できれば冷凍できて、汁気が少なく、せっかくなのでヘルシーそうなものをよく作ります。リンク先は実際に作ってみて美味しかったレシピです。

追々自分のレシピもここで紹介していきたいなーと思っています。

メインのおかず

大葉ハンバーグ

ポークチャップ

鮭の西京焼き

副菜

にんじんシリシリ

無限ピーマン

 スナップエンドウの塩ゆで

ブロッコリーの胡麻和え

卵焼き

ピーマン+ベーコン+チーズ、ネギ+青のり+紅ショウガなど余り食材を入れて作ります

『QOB(クオリティ・オブ・弁当)』を上げるアレコレ

ごはんは木の容器に入れておくと美味しくなる

お弁当作りに徐々に慣れてきた頃、「どうせなら最高に美味しい冷ごはんを追求したい」という欲が出てきて木製のお櫃曲げわっぱのお弁当箱を導入しました。

お櫃は3合サイズ/椹(さわら)を買いました。(コレ)炊き立てのごはんをすぐに移してしばらく置くと木が湿気を程よく吸ってツヤツヤでほんのり木の香りがする最高のごはんになります。

私は夜に3合炊いて朝まで保管し、冷めた状態で小分けにして冷凍しています。解凍しても美味しいごはんのままです。

 曲げわっぱのお弁当箱はレンジ対応のものを買いましたが(コレ)、温める必要性を感じないことが多いので別にレンジ対応じゃなくてもよかったかも。そしてお櫃で保管したごはんが充分美味しいので、なんだかんだで軽くて丈夫なアルミ製のお弁当箱の出番が多いです。

が、木のお弁当箱は雑に詰めても何故か美味しそうな見映えになるし、食べるときにテンションがあがります。どちらか一つ買うとしたらお櫃をオススメします!

ジップロックコンテナー小サイズ(正方形 130ml)があれば汁気の多いおかずも余裕

お弁当箱は汁が漏れない内蓋付きのものも検討したのですが、そのぶん重くなるしサイズも一回りデカくなります。

そもそも毎日汁気の多いおかずを食べたいわけではないので、『お弁当箱は内蓋無しの軽量なもの+汁気の多いおかずはジップロックコンテナー(小)』という組み合わせにしました。

またジップロックはレンジOKという利点があるので、出先にレンジがあれば冷めると油分が固まってしまうもの(カレーとか)も持っていけておかずの選択肢が広がります。

果物などおかずと一緒にしたくない場合にも使えて超便利です。

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最近気に入っているティムコという葡萄。皮ごと食べられてお弁当に最適

箸は割り箸

マイ箸にするとかさばるし、洗うのがダルいので安い50個入りくらいの割り箸を買いました。食べ終わったら捨てちゃいます。いつもごはんをギュウギュウに詰めているので急いで食べると折れる場合があります。予備を用意しておけば安心です!

冷凍食品で隙間を埋める

メインのおかずと副菜を詰めても空きスペースができる場合、冷凍食品をブチ込みます。空きスペースがあるまま持ち運ぶとおかずが寄って悲しい事になるので、隙間を埋めるのは重要です。

自然解凍OKなものとレンジ解凍必須なものがありますが、当然自然解凍1択です。なぜならダルいから。特売の日に好みのものをまとめ買いしています。

まとめ

週2、3回作れればいいなーとユルく始めたお弁当生活ですが、なんだかんだで2ヶ月続いています。

自分の場合はそこそこ料理する生活習慣がベースにあったので、あまりハードルが高くなかったのかもしれません。お弁当のために料理する回数を増やしたくないので(なぜならダル...しつこいですね)、夜作るものはお弁当に入れられることを前提としたメニューになり、結果的に夜・翌朝・昼と同じものを3回食べる続けることになる...という誤算もありましたが、まあ好物しか作らないので自分的にはオッケーです。

当初の目論見通り、いつでも好みの健康的なご飯を食べられる生活は良いものです。テキトーに済ませていたランチタイムが楽しみになりました。

これからお弁当生活を始めたいという方に、少しでも参考になれば幸いです。

では!